インディーズとはなんなのか

ポリポリ☆クラブ: 【インディーゲーム】日本のゲーム開発者、勢力図まとめ(ゲーム開発者は同人とそれ以外だとすると、こうなる)
これを見ていてモヤモヤしたものがあったので自分なりにインディーズについてまとめてみた

スマートフォン
 インフラ:公式オンラインショップ
 料金:基本的に有料、無料でも間接課金(広告収入)が多い
 iPhone/Androidが中心
 少額収入から事業に移行した人も少なくない
 利用者が多いので一大マーケットになっている

PC
 フリーソフト
  インフラ:紹介サイト(ベクター窓の杜etc)、自分のホームページ
  料金:基本的に無料
  ベクター窓の杜による流入、または口コミが中心
  大半は学習や趣味によるもの
 同人ソフト
  インフラ:コミックマーケット、同人向けショップ
  料金:基本的に有料
  一部は事業として行っているが、大半は趣味目的
  コミケに参加するため、というモチベーションで動いている人も多い
 DL販売
  インフラ:代行サイト(DL-Site etc)
  料金:有料
  同人ソフトとフリーソフトの中間の位置になるが、双方とも違う文化圏を構成している
  一部のメーカーが過去作を流通させているケースもあるが、
  金額ベース的に事業として行うのは厳しい状況だと思われる

コンシューマ
 一般開発
  インフラ:公式オンラインショップ
  料金:基本的に有料
  一般向けに開発システムを配り、一般の人が開発できるようにしたもの
  XBLIGやPSMなどが有名
  立ち上がりに苦戦していて、事業として行えるほどの収入を得るのはごく一部
 非公式開発(Homebrew)
  インフラ:ホームページ、掲示
  料金:無料
  独自に解析し、自作のプログラムを動かせるようにしたもの
  大抵は特殊ハードや特殊な手順が必要になるので利用者側にも知識が必要になる
  開発は困難だが、その困難さが開発モチベーションとなっているケースが多い
 
独自ハード
  インフラ:ホームページ、掲示板、公式オンラインショップ
  料金:ハードにもよるが、基本的に無料
  最近だとOUYAが有名だが、一時期にアジア圏で多くのハードが作られた
  エミュレータが付いている事が多く、クリーンな市場といえるかは疑問

私の考えでは、インディーズという言葉を使いたがるのは、開発者ではない
いわゆるプロモーターに値する人たちだと思う

そのため、無料配信や本人すら事業として成り立ってないものはアウトオブ眼中だろう
もしくは本人たちが儲かってなくても関係ない、俺達が儲かればいい、かもしれない

ちょっと未来の話、「日本のゲームはダメだな、ドラクエを見習えよ」という笑い話が出てくる気がする
スマホで遊んでいるそのゲーム、開発はどの国でやっているゲームだろう?
今でこそ、海外のゲームは怪しい日本語になっているからわかるものの、
ちゃんとした日本語、日本向けキャラクタで提供された時、それは日本のゲームだと信じこんで遊ぶのではないだろうか
そして、同じことが海外でも言えてしまうのではないか

インディーズは、インディーズでないものへ対しての参入障壁から生まれた言葉だと思う
その参入障壁が取り除かれてしまえば、インディーズという言葉は消えるんじゃないか、と思っている